【連載】不動産投資の考え方 Vol.029 不動産投資家 事例紹介 その③ 前編
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連載第二十九回も、引き続き、実際に不動産投資をスタートさせている先輩投資家の方の事例をご紹介します。
⬛今回の事例:Tさん(仮名)東京都内在住の現役サラリーマン
•所有物件 アパート4棟戸建て5戸
•物件タイプ 中古物件
•物件種別区分マンション・戸建て・木造アパート
•平均表面利回り18%(満室時)
•投資総額約1・5億円(売却済み含む)

Tさんが不動産投資を知ったのは、区分マンションを買った2011年くらいです。そのきっかけは体調を崩し、サラリーマンとして仕事を続けていけるだろうかというほど具合が悪くなってしまったことだそうです。収入が途絶えてしまうという不安もありました。
「新しい収入の柱をつくりたい・・・・・・そうして選んだのが不動産投資でした。始める際に、まずは本を読んで勉強しました。皆さん口を揃えて言いますが、私の場合も『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房/2000年)から最も刺激を受けました。そして2012年、新宿区に区分マンションを購入したのです」
その物件の家賃は8万5000円、ローンなどを払うと手残りが2万円です。決して失敗ではないですが、もう少しキャッシュフローを増やしたいと思っていたそうです。
「もっと収益の高い物件がほしいと自分で調べていくうちに、戸建てにたどり着きました。私は東京都内で暮らしていますが、趣味でサーフィンをやり、毎週のように千葉の海へ通っています。そのため千葉に土地勘がありました」
年の11月に初めて購入した戸建ては、高速道路のインターチェンジのすぐ側という立地が気に入って選びました。市街地ではないものの、サーフィンからの帰り道にちょうど立地していたそうです。まずは試しに現金で買い、365万円で利回りは15%でした。特に戦略的にこの物件を買ったわけではなくて「これはまだ練習台だ」と考えての購入でした。感触がよかったため、もっと買い増ししようと思ったときに、なごみにたどり着いたのです。実際にご来社される際は、ホームページをご覧になってからだったとおっしゃいます。
「そのときは『利回りの高い物件がいい』とお願いしています。エリアは千葉にこだわっていました。やはり地の利がありますし、管理のことを考えたらあまり遠方になってしまうと面倒になりますから」
こうして、Tさんにとって投資物件2戸目となる戸建てを千葉県T市でご購入いただきました。Tさんが通われていたサーフィンのポイントから車で10分、近くには小学校やコンビニがありますがなかなかの田舎です。利回りは19・8%でした。
この物件が高利回りである背景には、売主の地主がかなりのお年寄りで、「安くてもいいから早く売りたい」と希望していたことがありました。相続で売り急いでいたのです。なごみは、この物件を見つけたとき、「ぜひ、Tさんに!」と思い、お電話を差し上げました。
「あのときは、代表から電話を受けて、その場で「買います!」と伝えました。2戸目は380万円です。これはオーナーチェンジ物件で、6万円の家賃で賃貸中でした。入居者は今もそのまま借りてくれています」

このときTさんは、なごみを信用し物件を見てもいないのに即断されました。Tさんはエリア、築年数と賃料と価格を計算したら、「これは安いな!」と判断されたのでしょう。
この2戸目もキャッシュで購入しています。いくら年収が高くてもすべて使ってしまう人がいれば、Tさんのように戦略的にお金を使う人もいます。なごみの顧客はしっかりされている方が多いのですが、特にTさんは堅実タイプなので、「ドンドン買う!」という感じではありません。その後、3戸目も同じく千葉県郊外の海沿いに面白い戸建ての物件を購入されました。
「千葉の海沿いのほうで地縁がありましたが、何しろ土地が広いものでした。金額は450万円ですが、この物件に関してはキャッシュではなく、少し待ってもらって、政府系金融機関の融資が下りてから買いました」
この物件は、雨漏りがするなど致命的な欠陥はなく住むには問題ありませんが、キレイな状態ではなく100万円くらいリフォームでかかると思っていました。しかしその後、「リフォームなしでいいから住みたい!」と入居した人がいるのです。エリア的には家賃6万円台が多い地域ですが、土地が広いこともあり相場より少し高めの6万5000円で出してみたら決まったのです。戸建てならではの恩恵を受けているわけです。そもそも、家賃に対するイメージにも個人差があります。Tさんは「高め」と感じられたようですが、なごみとしては、土地があれだけ広いのですから「妥当」だと感じます。
後編へ続く
連載第二十九回も、引き続き、実際に不動産投資をスタートさせている先輩投資家の方の事例をご紹介します。
⬛今回の事例:Tさん(仮名)東京都内在住の現役サラリーマン
•所有物件 アパート4棟戸建て5戸
•物件タイプ 中古物件
•物件種別区分マンション・戸建て・木造アパート
•平均表面利回り18%(満室時)
•投資総額約1・5億円(売却済み含む)
2012年に区分マンションを購入

Tさんが不動産投資を知ったのは、区分マンションを買った2011年くらいです。そのきっかけは体調を崩し、サラリーマンとして仕事を続けていけるだろうかというほど具合が悪くなってしまったことだそうです。収入が途絶えてしまうという不安もありました。
「新しい収入の柱をつくりたい・・・・・・そうして選んだのが不動産投資でした。始める際に、まずは本を読んで勉強しました。皆さん口を揃えて言いますが、私の場合も『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房/2000年)から最も刺激を受けました。そして2012年、新宿区に区分マンションを購入したのです」
その物件の家賃は8万5000円、ローンなどを払うと手残りが2万円です。決して失敗ではないですが、もう少しキャッシュフローを増やしたいと思っていたそうです。
「もっと収益の高い物件がほしいと自分で調べていくうちに、戸建てにたどり着きました。私は東京都内で暮らしていますが、趣味でサーフィンをやり、毎週のように千葉の海へ通っています。そのため千葉に土地勘がありました」
年の11月に初めて購入した戸建ては、高速道路のインターチェンジのすぐ側という立地が気に入って選びました。市街地ではないものの、サーフィンからの帰り道にちょうど立地していたそうです。まずは試しに現金で買い、365万円で利回りは15%でした。特に戦略的にこの物件を買ったわけではなくて「これはまだ練習台だ」と考えての購入でした。感触がよかったため、もっと買い増ししようと思ったときに、なごみにたどり着いたのです。実際にご来社される際は、ホームページをご覧になってからだったとおっしゃいます。
「そのときは『利回りの高い物件がいい』とお願いしています。エリアは千葉にこだわっていました。やはり地の利がありますし、管理のことを考えたらあまり遠方になってしまうと面倒になりますから」
こうして、Tさんにとって投資物件2戸目となる戸建てを千葉県T市でご購入いただきました。Tさんが通われていたサーフィンのポイントから車で10分、近くには小学校やコンビニがありますがなかなかの田舎です。利回りは19・8%でした。
この物件が高利回りである背景には、売主の地主がかなりのお年寄りで、「安くてもいいから早く売りたい」と希望していたことがありました。相続で売り急いでいたのです。なごみは、この物件を見つけたとき、「ぜひ、Tさんに!」と思い、お電話を差し上げました。
「あのときは、代表から電話を受けて、その場で「買います!」と伝えました。2戸目は380万円です。これはオーナーチェンジ物件で、6万円の家賃で賃貸中でした。入居者は今もそのまま借りてくれています」

このときTさんは、なごみを信用し物件を見てもいないのに即断されました。Tさんはエリア、築年数と賃料と価格を計算したら、「これは安いな!」と判断されたのでしょう。
この2戸目もキャッシュで購入しています。いくら年収が高くてもすべて使ってしまう人がいれば、Tさんのように戦略的にお金を使う人もいます。なごみの顧客はしっかりされている方が多いのですが、特にTさんは堅実タイプなので、「ドンドン買う!」という感じではありません。その後、3戸目も同じく千葉県郊外の海沿いに面白い戸建ての物件を購入されました。
「千葉の海沿いのほうで地縁がありましたが、何しろ土地が広いものでした。金額は450万円ですが、この物件に関してはキャッシュではなく、少し待ってもらって、政府系金融機関の融資が下りてから買いました」
この物件は、雨漏りがするなど致命的な欠陥はなく住むには問題ありませんが、キレイな状態ではなく100万円くらいリフォームでかかると思っていました。しかしその後、「リフォームなしでいいから住みたい!」と入居した人がいるのです。エリア的には家賃6万円台が多い地域ですが、土地が広いこともあり相場より少し高めの6万5000円で出してみたら決まったのです。戸建てならではの恩恵を受けているわけです。そもそも、家賃に対するイメージにも個人差があります。Tさんは「高め」と感じられたようですが、なごみとしては、土地があれだけ広いのですから「妥当」だと感じます。
後編へ続く